<目次>
ミニチュア模型ベース
ベース製作工程概要
ベース製作工程解説 <注意!>
補足 <リアリティアップ!>
ベース製作に役立つ工具・塗料
最後に
ミニチュア模型ベース
ミニチュア模型ベースとは、分かりやすく申し上げますと、スペースマリーン(←未来兵士ミニチュア。ウォーハンマー40k)の足元の 丸い台座の事です。
ベース製作工程概要
私は、多数のミニチュア模型ベースを製作してきました。
私のおすすめベース製作法(←私が主に行っているベース製作法です)を、以下に記します。
工程1)
塗装済みミニチュア 、塗装済みスカル等を接着したベース (←黒サーフェイサー塗装済みベース)の上面にシタデルテクスチャ(シタデル塗料の一種。塗るのみで地面が完成します)を模型用スパチュラ(へら)で盛り付けて、乾燥するのを待つ。
工程2)
乾燥したシタデルテクスチャの上に、ウォッシュ系塗料を塗ってその乾燥を待つ。
工程3)
ウォッシュ系塗料が乾燥したら、ドライブラシを行う。
工程4)
ドライブラシ塗料の乾燥後、ベース側面を塗装する。
ベース製作工程解説 <注意!>
工程1)
塗装済みミニチュア、塗装済みスカル等を接着したベース (←黒サーフェイサー塗装済みベース)の上面にシタデルテクスチャ(シタデル塗料の一種。塗るのみで地面が完成します)を模型用スパチュラ(へら)で盛り付けて、乾燥するのを待つ。
シタデルテクスチャの色種類は多数ありますので、荒れ地を作るならダークブラウン系を使用する等、作りたい地面に適した物を選びます。
塗り方ですが、①スパチュラでベースにシタデルテクスチャを上から押し付ける、②スパチュラでベース上のシタデルテクスチャを斜め上や横から押す、の2つが基本です。
スペースマリーンの足元等の、ミニチュア ・小物等とベースが接する箇所の周辺へシタデルテクスチャを塗る際は、小さなスパチュラを使用して、注意深く作業する事が重要です!
そうしなければ、塗装済みミニチュアの脚部等にシタデルテクスチャが付着する事によってせっかくの塗装が台無しになる確率が、増加してしまいます。
工程2)
乾燥したシタデルテクスチャの上に、ウォッシュ系塗料を塗ってその乾燥を待つ。
使用するウォッシュ系塗料の色ですが、基本的に地面の色に似た色の塗料を使います。
例えば、ダークブラウン色地面へは、ブラック又はブラウンのウォッシュ系塗料を使います。
塗装時、ウォッシュ系塗料をランダムに塗る事が重要です。
ご存知と思いますが、極端な話、左右対称に塗る等するとリアリティが激減してしまいます(笑)
ウォッシュ系塗料は1種類でも良いのですが、2種類以上使用すると非常にリアリティが増加します。
私は、通常2種類以上使用します。
工程3)
ウォッシュ系塗料が乾燥したら、ドライブラシを行う。
ドライブラシに使用する塗料は、基本的に地面の色を明るくした色の塗料です。
例えば、ダークブラウン色地面へは、ライトブラウンの塗料を使います。
ドライブラシも、地面に対してランダムに行います。
ドライブラシ塗料もウォッシュ系塗料同様、2種類以上使用すると非常にリアリティが増加します。
私は、基本的に2種類以上使用します。
工程4)
ドライブラシ塗料の乾燥後、ベース側面を塗装する。
塗料は、ブラックかブラウンを使用します。
補足 <リアリティアップ!>
工程3-2)
工程3)の終了後、市販のジオラマ用草等を木工用接着剤等で接着するとベースのリアリティが上がります。
ただ、スペースマリーン等のスモールサイズミニチュア用ベースに対して前記作業を行うと、ミニチュアへ手間をかけて行った細かい塗装が草等に隠れて見ずらくなるという問題が発生する事があります。
ミディアムサイズ以上のミニチュア用ベースに対して行った場合、この問題は発生しにくいので、ミディアムサイズ以上のミニチュア用ベースのリアリティアップを狙うなら、この工程3-2)を行うのが良いでしょう。
ミニチュア模型ベース製作に役立つ工具・塗料
模型用スパチュラ:
シタデル製のスパチュラであるCITADEL TEXTURE BRUSHは、スパチュラの両端に板が付いており、板のサイズが異なります(大小2種類)。
1つのスパチュラが大小2種類のスパチュラを兼ねており、使いやすいです。
ドライブラシ用塗料:
シタデルドライ(シタデル塗料の一種)は、固形塗料です。
ドライブラシを行う前にティッシュ・キッチンペーパー等に塗料をこすりつける際、塗料が液体ではなく固形であるためにこすりつける回数が少なくてすみ、ドライブラシの作業効率が良くなります。
ただ、シタデル塗料は一般的な日本製塗料に比べて高いです。基本塗料(シタデルドライ、シタデルベース等)で500円程、シタデルテクスチャは1000円程します。
最後に
私がおすすめするミニチュアベース製作法を、述べました。
注意して頂きたい事もありますが、模型製作はミスをしても基本的に取り返しがつきますので、警戒しすぎる必要はないと思います。
ミニチュア模型ベース製作を、お楽しみ下さい!