超豪華制作陣が話題となったアニメ映画「バブル」(2022年)。
正体不明の泡(バブル)が降り注ぎ、重力が壊れてライフラインが断たれた東京で、生活物資をかけて「パルクール」という競技を行う若者達の一人である主人公の少年と謎の少女の心の交流を描いた作品です。
圧巻の映像美が楽しめます。
ただし、目立つ良い点は圧巻の映像美のみです。
ストーリーに魅力がなく、映画世界への没入感がありません。
音楽も映像にマッチしてはおりますが、素晴らしいと思う程のレベルではありません。
本作品にはパルクール(競技)というアクションがありますが、面白くありません。
もしパルクールが本作品の映像美レベルを保ったままモンスターとのバトル等、競技ではなく何らかのバトルであったなら、この作品の面白さがかなり増加していたと思われます。
主人公と謎の少女の恋愛も、展開が早すぎてリアリティがなく楽しめません。
本作品は人魚姫をモチーフとしています。
謎の少女の正体は泡(バブル)であり、エンディングで主人公を守って消えてしまいます。
謎の少女=人魚姫という事なのでしょう。
本作品の面白さは★5(最大★10)です。